100万トークンが「おまけ」ではなく「標準」になった。これは地味に見えて、ゲームチェンジャーだ。

v2.1.75で、Opus 4.6とSonnet 4.6の1Mコンテキストウィンドウが全Max/Team/Enterpriseプランで標準価格に含まれるようになった。以前は200Kが標準で、それ以上は長文プレミアムとして追加料金がかかっていた。それが一気に5倍、しかも追加コストなし。@oikon48の速報ポストが354いいねを集め、コミュニティの反応も上々だ。

実務で何が変わるか

1Mトークンというのは、中規模プロジェクト(数万行規模)のソースコードをほぼ丸ごとコンテキストに入れられる量だ。これまでは「このファイルだけ見て」「あのディレクトリだけ分析して」と範囲を絞る必要があったが、その制約が大幅に緩和される。コードレビューの網羅性、リファクタリングの一貫性、ドキュメント生成の精度、いずれも恩恵が大きい。

翌日のv2.1.76ではMCP elicitationサポートと /effort コマンドも追加された。MCPサーバーからの動的入力要求に対応できるようになり、外部ツール連携の柔軟性が上がった。/effort はタスクに応じてlow/medium/highを切り替えるコマンドで、軽い作業ではトークン消費を抑えられる。

注意点もある

@oikon48が画像を含む場合に1Mフルに使えないケースがあることを発見している。コンテキストの大半を画像処理に取られてしまうパターンだ。「1M使えるから全部入れよう」ではなく、コンテキストの中身をモニターする意識は必要だ。

チームへの展開は追加コストがないので障壁は低い。ただし、レート制限への影響は実際に使ってみないと分からない。パイロットチームで1週間ほど試し、レート制限に引っかかる頻度を測定してから全社展開するのが堅実だろう。